例えば子どもと過ごすワンオペの時間。
例えば子どもがぐずっているとき。
例えば自分の時間がうまくとれずにいるとき。
イライラしてしまうことありませんか?
起こりたくないのについイライラに負けて怒ってしまいます・・・
そもそも「イライラ」「怒り」はなぜ起こってしまうのでしょうか?
今回は、そんなイライラの原因と対策についてまとめていきます。
怒りは2次感情だった

まず、感情について。
例えば、私たちは、
笑う=楽しい
泣く、落ち込む=悲しい
では、
怒る、イライラする=〇〇○??
こうして考えると、イライラはどこから来るのでしょう。
実は怒りは2次感情なのです。
2次感情、つまり怒りやイライラの裏にはもうひとつ感情があるのです。
イライラの裏にあるもの
例えば、子どもがお昼寝せず、夕方に眠くてぐずっている時について考えてみます。
(我が家でよくあるパターンです・・・)
夕方といえば、お母さんたちにとって、夕飯の支度や、夜効率よく寝かしつけできるように作業動線を組み立てできるだけ手早く作業を進めたい時間帯です。
そんな時にイレギュラーで子どもがぐずってしまうと、どうしても作業動線を止めて子どもの対応をしなくてはいけません。
仕方ないこととわかっていても、旦那さんが帰ってくるまでに夕飯の支度を終えてしまいたい、子どもが夜寝なくなるから今寝ないでほしい・・・。
いろいろな考えが浮かぶ中、なだめても泣き止まず話を聞いてくれない子どもを目の前にするとイライラしてしまうことがあります。
そして
『お昼寝しなかったから今眠たいんでしょう?』
とつい大きな声で怒ってしまい、悪循環に陥ってしまう・・・。
この時、ただ子供に対してイライラしてしまったのではなく、掘り下げて見ると、
- 子どもが話を聞いてくれなくて悲しい
- 家事が思うように進まなくて悔しい
- ここで子どもが寝てしまうと夜に響いてしまうから困る
と言う、別の感情があることがわかります。
この上の感情が1次感情であり、その後にくる怒り(怒ってしまうこと)が2次感情にあたります。
1次感情を見つけることで親も子も理解できる

ただ子どもを叱ってしまったことを反省しても原因がはっきりせず、モヤモヤが残ってしまいます。
でも、1次感情に気づくと落ち着いて子どもと向き合えます。
そして声かけも変わってくるのです。
『〇〇ちゃん、眠くなっちゃったね。気持ち悪くて辛いのはわかるけど、ママのお話聞いてもらえなくて、ママは悲しいな。』
こう伝えると、ただ叱るよりも子どもにとってわかりやすくなります。
以前、この記事にて、本から学んだ子どもとの向き合い方についてまとめました。
もちろん、親として、してはいけないことをしている時叱らないといけない場面はあるし、叱ること=いけないことではない、と私は考えます。
しかし、感情に任せた怒り、叱りは子どもにも伝えたいことが届かないしエスカレートしやすいため避けるべきだとも思います。
2次感情を理解する

とっさのイライラや怒りに負けないようにするには、自分自身がもっと1次感情や2次感情について理解する必要があります。
私も、何回も自分の感情で子どもを叱ってしまい、叱るのをやめたいのにエスカレートしてしまったことがあります。
そんな時によく取り組んでいたのが、紙にその時思ったことを書いてまとめることです。
まっさらな紙(ちらしの裏でも)に
- 起こったこと
- 子どもに言ってしまったこと
- なぜイライラしてしまったのか
- 何を子どもに伝えたかったのか
をまとめて書きました。そしてどうしてもイライラが収まらなかったり、思い悩んでしまう時は旦那にこの紙を見せてアドバイスをもらったりしていました。
この紙を見せるのは、最初は旦那に叱ってしまったことを知られたくないな・・・と思い躊躇っていましたが、実際、1人で考えるより共有することで気持ち的に落ち着いたり客観的に捉えやすくなります。また、旦那さんは私よりも仕事で子どもと向き合う時間が少ないので、妻子の様子や子どもの成長を知ることができるので、育児参加しやすい環境づくりにも役立ちました。
また同じことで叱らないために情報を共有することは大切です。
声をかける前に!対策
とはいえ、長い時間一緒に過ごす子どもに対して、全くイライラせずに向き合うのは正直厳しいです。
育児は綺麗事だけではやっていけないし、育児書通りの子どもなんていませんからね。正解を教えてくれる人なんていません。
だからこそ、自分の中で対策を持っておくことは大切です。
6秒深呼吸
怒りたくなってしまう直前、ゆっくり深呼吸をしてみてください。
呼吸は、意識的にコントロールできる唯一の自律神経系です。
深呼吸はするとかなり感情が落ち着きます。その中でも腹式呼吸(お腹を膨らませる呼吸)をすることでリラックス効果を得ることができます。
声をかける前に深呼吸をすることで冷静に向き合うことができます。6秒だけでも深呼吸をするとかなり変わりますよ。
自分なりのストレス発散法を見つける
自分のストレス発散法はありますか?
私の場合は普段しない場所の掃除です(笑)。
いつもより徹底的に拭いてみたりお風呂をピカピカに磨きあげたりしています。
他にもお風呂で歌ったり、いつもよりお風呂上がりにマッサージをしたり、普段できないことをすることで私は発散させています。
自分のストレス発散法を知っているだけでも落ち着いて向き合えますよ。
他の大人に頼る

パートナーでも自分の親でも幼稚園の先生、支援センターの職員さんでも誰でも大丈夫です。
他の大人に子どもを見ていてもらって、自分の身体を休めましょう。
ひたすら寝たっていいと思います。
身体が疲れ切っていると冷静な判断をするのは無理です。
助けを求めることは何も悪くありません。
検診の時にもらう資料の中に相談所の電話番号が書いてあったり支援センターの場所が書いてあるものが入ってたりするかと思います。
そういったものもどんどん活用してください。
親がたくさん笑っていることが子どもにとって1番いいです。
無理だけはやめましょうね!!
まとめ

イライラも掘り下げるともうひとつの感情に気づけました。
考え方の幅も広がると思います。
誰かの役に立ちますように・・・。
ご覧いただきありがとうございました。

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